リアルタイムバトル将棋第四回銀星戦紹介(2025/5/5開催)
今年も開催されるリアルタイムバトル将棋のタイトル戦、第四回銀星戦について先日紹介した一連のツイートのまとめです。

リアルタイムバトル将棋第四回銀星戦、今年も岐阜県のマーサ21で5/5に開催されます!
— まこと’ (@makotodash) 2025年3月12日
基本的なイベント構成は昨年までと同様ですが、今回は昨年公開された映画「eスポーーーーーツ!!リアルタイムバトル将棋EDITION」の無料公開イベントがあります。https://t.co/ON7hCSwotq#リアルタイムバトル将棋
映画を鑑賞してから実際の大会をやるというそんな流れになっています。
— まこと’ (@makotodash) 2025年3月12日
そういうこともあって映画内で大会進行サブMC役を演じられた勝田成美さんがゲストMCとしてご出演!
同じくプロ棋士ゲストとしては3年連続出演となる杉本昌隆八段。銀星戦ではもうすっかりお馴染みです! pic.twitter.com/IvHqjDtxpC
そして岐阜ご当地タレントのやながせゆっこさんが総合MC、同じく蜂蜜★皇帝の皆さんがライブやエキシビションマッチで盛り上げてくださったりと、このあたりも昨年までと同じですね!
— まこと’ (@makotodash) 2025年3月12日
今年はRTB将棋だけでなくリアルタイムバトルオセロのエキシビションマッチもあるそうですよ。 pic.twitter.com/BHVd3kU6sT
大会開催に向けて今年度はクラウドファンディングも実施されております。
— まこと’ (@makotodash) 2025年3月12日
いろいろ返礼品もありますので、是非チェックのほどよろしくお願いいたします。
応援に応えられるよう私も選手として全力でがんばりたいと思っております!https://t.co/E9xCtxXCbm
そして銀星戦の残り出場一枠、アマチュア代表を決める大会は今週日曜日です!
— まこと’ (@makotodash) 2025年3月12日
今年は誰が出てくるのか楽しみです。https://t.co/xEWtd8Iqkx
リアルタイムバトル将棋Tier表

リアルタイムバトル将棋の駒のTier表を作ってみました。左右差有り。
どの駒が強いかは状況次第なところがあるので実際のところ難しいのですが、ランク付けの基準としては対戦の中で活躍できる度合いで考えてみました。
使用禁止になったら困る駒のランクと言ってもいいかもしれません。
上級者同士の対戦を想定しているので初心者帯などではまた変わってきます。
TierS+ 唯一無二の性能の駒
・王

〇クールタイム3秒で全方向に動ける。性能的には文句無しで最強
〇他の駒との連携で攻めでも守りでも要となる
×取られると負けなのでうかつに動かせない。相手の駒を取りにいけないことがある
TierS 対戦において要になる駒
・歩
〇王と並ぶ3秒クールタイム
〇確定反撃や支えなどあらゆる場面で活躍するRTB将棋の花形
〇と金になった瞬間が強い
×移動範囲が一番狭く、この駒だけでは戦えない
×二歩制限がある
・桂馬

〇クールタイム4秒で離れた位置から確定反撃や支えができる
〇特性上相手から利きを遮断されないので取られにくい位置に設置すると滅法強い
×移動操作が難しく咄嗟に動かしにくい
×移動範囲が特殊で正面が無防備
TierA 状況によっては強い駒
・角

〇序盤の仕掛けにおける特攻隊長であり、中盤以降は相手の玉を睨むスナイパー
〇王様を取るだけでなく、中盤戦のやり取りの中で相手の陣形を崩す動きができるのが強い
〇馬になることができる
×クールタイムが6秒と重い
×駒の利きを遮断される動きに対して弱い
・香車

〇クールタイム4秒で歩の代用ができる
〇持ち駒パレットの位置が歩の隣なので咄嗟に打ちやすい
×4秒なので歩には確定反撃される
×直線的な動きしかできないので相手に対応されやすく、活用できる場面がやや限られる
・金

〇利きの広さで戦線を手厚くカバーする
〇寄せの際にも相手玉を捕まえる動きがやりやすい
×クールタイムが6秒と重く、うかつに動かせない
×持ち駒パレットの位置が歩から遠く、咄嗟に打ちにくい
・銀

〇金とほぼ同様で戦線を固める立役者
〇斜め後ろに下がれるので金よりも役に立つ場面もある
×金よりも動ける範囲が少しだけ狭く、攻めでも守りでもちょっとだけ劣る
・飛車

〇守りで強く、自陣への駒の打ち込みをカバーする
〇敵陣への打ち込みからの荒らし能力が高い
〇角ほどではないが空き王手からの玉スナイプを狙える
〇竜になることができる
×クールタイムが6秒と重い
×打ち込みからの荒らしが有効に機能する場面が意外と少なく、それ以外ではできることが少なくなりがち
ということで駒のランク付けを初めて書いてみました。
私の主観なのでプレイヤーによっても当然また違ってくるかと思います。
自分で書いてても対戦感覚としてさすがに飛車のランクはもっと上かなーと思ったり、香車の位置に悩んだりもしたのでなかなか難しいところです(ちなみにポイント勝負のことは考慮してないです)。
歩のランクが飛車よりも高いので歩と飛車の交換だと歩の方が得…かというと必ずしもそういうわけでもないのでそこはご注意を。
あくまでも活躍できる度合いから見た評価なので、どの駒にもそれぞれにしかできない役割があります。特に枚数の多い歩と違って2枚しかない飛車角は相対的に価値が高いと言えます。
本将棋の方だと順当に大駒の飛車角の価値が高くて金銀桂香歩と分かりやすく並ぶかと思うのですが、このゲームの場合クールタイムの要素があるのでそこも評価に影響してくるのがおもしろいところですね。
何かしら判断の参考になれば幸いです。それでは。
リアルタイムバトル将棋第三回銀星戦紹介(2024/5/5開催)
昨年に引き続き行われますリアルタイムバトル将棋のタイトル戦、第三回銀星戦について先日紹介した一連のツイートのまとめです。

いよいよ再来週です。2024/5/5、13時からリアルタイムバトル将棋のタイトル戦、第三回銀星戦です。
— まこと’ (@makotodash) 2024年4月21日
今回も昨年と同じく会場は岐阜県のショッピングモール、マーサ21。
開放的な空間で買い物客の皆さんも足を止めて見られるような熱気ある会場です。#リアルタイムバトル将棋https://t.co/DwDdU8FA9I
ポスターその1。
— まこと’ (@makotodash) 2024年4月21日
小学生プロのko_ta君が加わったこともあって、昨年のポスターよりも全体的にポップで可愛らしい感じになりましたね。左下のやましゅ君もいい味出してます。
ちなみにko_ta君は昨年10月頃にプロになったので、今回がプロになってから初の大型オフライン大会デビューですね。 pic.twitter.com/i5OgdSiPQy
ポスターその2。
— まこと’ (@makotodash) 2024年4月21日
今回いろいろ盛りだくさんなので情報量が多いです。
順番に解説していこうと思います。
まず司会は岐阜ご当地タレントのやながせゆっこさん。同じくご当地アイドル蜂蜜★皇帝の皆さんによる大会前ライブもあります。
このあたりも昨年と同じ構成ですね。 pic.twitter.com/Ok60aLDFCt
次に恒例のプロ棋士ゲストですが、昨年に引き続き出演となる杉本昌隆八段と、地元岐阜県各務原市出身の磯谷祐維女流初段です。
— まこと’ (@makotodash) 2024年4月21日
杉本先生は前回の大会の時からRTB将棋に対する理解度がかなり高くて今回も思いの外乗り気だそうで嬉しいですw
お二人によるRTB将棋のエキシビションマッチもありますよ。 pic.twitter.com/wTf7RMbX2i
続いてこちらも今回の目玉の一つと言っていいかもしれません。
— まこと’ (@makotodash) 2024年4月21日
現在制作中の映画「eスポーーーーツリアルタイムバトル将棋EDITION」より、プロデューサーの酒井宏憲さん、監督の泊誠也さん、主演の清井咲希さん、小学生プレイヤー役の小川碧詩さんの4名が映画の宣伝という形で来られます。 pic.twitter.com/zpLIQwWj1P
映画は今年公開予定ということです。
— まこと’ (@makotodash) 2024年4月21日
映画内でも今回の銀星戦のような大会が描かれていますので、映画に先駆けて今回の大会をチェックしておいてもらえると俳優の皆さんが演じられた将棋+esportsの世界の空気感をより理解できるのではないかと思うので映画に興味のある皆さんにも是非おすすめです。
大会のレギュレーションはこちら。今回もトライルールです。
— まこと’ (@makotodash) 2024年4月21日
アマ代表の今北さんは吉本興業所属のお笑い芸人さんで、元々はYUBIWAZAという番組がきっかけでこのゲームを始めらたのですが、努力を重ねられて今はプロ級といっていい実力者。今回のダークホースだと思います。https://t.co/4Gx0iLSE0d
今北さんが今回アマ代表を目指してめちゃくちゃがんばられてた理由の一つが、先に紹介した映画にも出演されてるってことなんですよね。
— まこと’ (@makotodash) 2024年4月21日
同じくアマ代表戦に出られていた白桃ピーチよぴぴさんもプライベートで(?)観覧に来られるそうなのでまた一段とカオスなことになりそうです。楽しみです。
ということで銀星戦ざっくり紹介でした。
— まこと’ (@makotodash) 2024年4月21日
個人的にもいろいろ楽しみですし、試合自体もしっかり結果を出せるようにがんばりたいなと思っています。
観覧無料なので現地に来られそうな方は是非現地で、そうでない方もyoutubeで配信がありますので是非ご覧ください。
↓これはちょっと前に先に書いたやつ。
銀星戦選手兼実況解説陣の皆さん。
— まこと’ (@makotodash) 2024年4月1日
私もちょっと実況やってみたさはありましたけれど普段から配信で喋り慣れてるこの3人なら安心ですね。
特に飛車ちゅうさんはぷよぷよの方でも先日大型大会で解説されてたので解説役としてもダブルライセンスの面目躍如って感じです。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/JvQNTspP8a
確定反撃への対応についての考え方
ある程度慣れたプレイヤー同士の対戦では、不用意に駒を動かすと歩の打ち込みによる確定反撃を食らって取られてしまいます。
確定反撃を受けると駒損して不利になることが多いので、対応方法をちゃんと知っておくことがとても大事です。


確定反撃への対処方法はいくつかありますが
「確定反撃を受けても駒を取られた後取り返せるようにしておく(支えの歩)」
「確定反撃を受ける前に自分の駒を打ち込んで防ぐ(差し込み)」
「確定反撃を受けないようにあらかじめ自分の駒を打ち込んでおく(先打ち、裏打ち)」
「確定反撃を受けても他の駒で取れるようにしておく」
この4つに分類されるかと思います。
順に見てみましょう。
・支えの歩

自分の駒を動かした後、後ろに歩を打って支えます(盤面上にすでにある歩を突いて支えることもあります)。
これによって確定反撃を受けたとしても5五歩と銀を取られた後に更に同歩と取り返すことができるため、駒の損得で不利を起こしにくくなります。
確定反撃そのものを防ぐわけではありませんが、最も基本的で重要な対応です。
駒を動かしたら後ろに歩を打って支えるのは基本中の基本なので、まずはこれを覚えられるといいです。
操作は多少遅れても大丈夫で、最悪取られる寸前に打っても何とかなりますが、できれば手早く打てるとなお良いですね。
・差し込み

相手の確定反撃よりも先に自分の駒(主に歩)を打ち込んで確定反撃を防ぐテクニックです。
「相手の打ちたいところに打て」という格言をまさにリアルタイムで実行する手。
相手が確定反撃を狙っているところにこちらが先んじて打つためには素早い操作が必要になります。
「自分の駒を動かす→持ち駒パレットを開く→歩を選択する→カーソルを一つ前に動かして打つ」
この一連の操作を可能な限り素早く実行する必要があります。これは練習あるのみです。持ち駒パレットのカーソルが歩以外の位置になっていると素早く歩が打てないので、事前に歩にカーソルを合わせておくようにしましょう。
差し込みが間に合わずに確定反撃を受けてしまった場合は改めて支えの歩でカバーするとよいです。
差し込んだ歩が相手の角や桂馬に当たる場面だと確定反撃を防ぎつつ攻める攻防手となってより有効的になることが多いです。

操作速度が出せるなら支えの歩よりも有効に機能することも多いですが、差し込んだ歩が相手の駒に取られる位置の場合は悪手になってしまうこともあります。特に序盤の仕掛けの際などに一枚しかない歩を打ち込んで取られてしまうと歩切れになってよくないので気をつけましょう。

・先打ち、裏打ち

自分の駒を動かす前に先に自分の駒を打ち込んで相手の確定反撃を事前に防ぐ手段です。
差し込みの場合は相手も確定反撃を狙ってくるので操作速度で負けてしまって打てないことがありますが、事前の打ち込みであれば相手からは防ぎにくいため実戦においてとても有効です。
ただし、差し込みを狙う場合よりも全体としての操作量が多く、時間がかかってしまうのが弱点です。
操作する必要のある駒が多い場面ではゆっくり裏打ちを狙っている余裕がないことも多く、操作量が少なくて済む差し込みや支えの歩を多用せざるを得ないことも多いです。
序盤など比較的盤面状況が落ち着いている場面で有効です。
・他の駒で取る
直接的な対応というよりは形でカバーする発想です。
例え確定反撃を受けてしまうような場面であっても、相手の打った確定反撃をこちらの駒で取れる形であれば相手としては確定反撃を打ちにくくなります。


場面によっては相手の打った確定反撃をこちらがタダで取って終わるだけになるので、そうなると相手からは確定反撃が打てない形になります。つまりその場合こちらは支えの歩や差し込みといった他の防御手段を使わなくてもよいわけです。
支えの歩や差し込みはとても有効なので使い慣れてくると手癖でどんどん打ってしまいがちですが、打つ必要のない場面ではこれを控える動きもできるようになると歩をより有効な場面で使うことができようになるのでなお良いです。
ただし手持ちの歩が豊富な状況などであれば上記のような場面であっても支えの歩や差し込みをどんどん入れ込んでいく方がより手厚い指し回しとなることもあるため、ケースバイケースではあります。
以下は軽く実戦図です。





ということで今回は以上です。
リアルタイムバトル将棋の中盤戦は互いに確定反撃を決めつつ相手からの確定反撃を阻止していく、その流れの中で少しずつポイントを稼いで優勢を築いていくのが基本になっています。
実際には歩だけはなく香車や桂馬を使った確定反撃、開き王手の要領で角を使った確定反撃の阻止といった要素もあってなかなか難解ですが、本記事で紹介したようなテクニック、考え方を覚えておけば基本的な中盤戦のやり取りができるようになってくるかと思います。是非意識してみてください。
リアルタイムバトル将棋・駒組集
リアルタイムバトル将棋で使われる駒組集です。
トップ層が使う比較的メジャーなものからマイナーなものまでいろいろまとめてみました。
手順等がちょっと間違っているものもあるかと思いますが、駒組の参考にしてみてください。
5筋突きバランス型

リアルタイムバトル将棋のトップ層がよく使う駒組集。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月30日
手順はちょっと間違ったりしてるかもしれませんがご参考までに。
その1。私がよく使う形。最近はここから7七銀と角道を閉じて角交換を拒否することが多いです。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/eAm3Dy44gA
私はあまり筋違い角を使わないので5筋の歩は突いてこのようなバランス型にすることが多いです。
ただし相手が筋違い角狙いで5筋の歩を突いていない場合はここから5五歩と伸ばして位を取り、5六に筋違い角を打つことはできます。
私以外だとko_ta君もこれに近い駒組にすることが多いでしょうか。
6八の銀が7八にいたり、5七と4七の王様と銀が入れ替わったり多少駒組のバリエーションはあります。
また、これはこの形に限ったことではないですが左右の香車を上げた形にするかどうかは好みもあります。
筋違い角狙い

れお選手が比較的よく使う形。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月30日
5筋の歩を突かないのがポイントで、角交換から4七もしくは6七に筋違い角を打つのが狙い。
7七角と上げておくことで相手からの角交換に対して同桂馬と取ることができる(8八のままだと同金のタイミングで少し隙ができる)が上げないこともある。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/WCPttPNFhI
トッププレイヤーであるれお君がよく使う形で、ここから筋違い角の攻めを仕掛けていくのが基本戦術となっています。
プレイヤーの技量が必要とはいえ、長らくこの筋違い角戦法が猛威を振るっていますので、現状における最強の駒組の一つといっていいかもしれません。
王将アグロ

星野先生がよく見せるいわゆる王将アグロ。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月30日
この後3五歩と突いて同歩同玉と一歩を取りにいくのが狙いで、2筋の突き捨てや角交換などを絡めた早い攻めが刺さることがある。
相手がしっかり受けるなら一歩もらった状態で王様が下がって仕切り直す。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/cbqHrwfpei
速攻戦法に向けた駒組。3七から王様が上がっていくので5筋の歩は突かなくてもいいです。
王様をケアする必要があるので慣れるまではあまりおすすめできませんが、早めの仕掛けでペースを掴むことができるのがメリットの一つかもしれません。
ローラン式王将アグロ

同じく鷺宮ローラン選手がよく使う王将アグロの形。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月30日
受け側が対応を間違うと一気に壊されてしまうことがある怖い攻めだが、攻める側も王様が狭くなってすぐに取られてしまうリスクもあるので使いこなすのはなかなか難しい。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/yeowqqP4yZ
ローランさんが独自に発展させた王将アグロ。
こちらの方が準備手順がやや多いものの、その分攻めの威力が上がっています。
ちなみにキングブランカアグロが正式名称(?)らしいです。
腰掛銀

飛車ちゅう選手がよく使う形。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月30日
2筋と8筋の歩を突かないのが特徴で、これによって争点が減って相手からはやや攻めにくい形となる。
相手が5筋の歩を突いていなければここから5六銀と腰掛銀の形に据えることができる。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/M5dnOzXYVF
飛車ちゅうさんが好んで指す形でバランスがとても良いです。
動かす駒の数が少ないため完成までが早いのもメリット。
一応相手が5筋の歩を突いている場合でも5五歩確定反撃に対し角でケアできるので腰掛銀に上げることはできます。
アルファ囲い

アマ強豪のアルファ選手がよく使う、通称アルファ囲い(私が勝手に呼んでいるだけです)。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月30日
ここから角交換を挟んで5七に角を打つのが特徴で、5七の角が左右によく利いた優秀な受けの形となる。
5筋の角頭が弱点となるが左右の桂馬の利きもあって意外と崩れない。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/JwLFYUxf6d
アルファさんが多用する形で、駒の打ち込みの隙もなく崩しにくいです(3八と7八への打ち込みは王様でカバーできます)。
受けが好きな人にはおすすめできる形。
風車

全ての歩を突いて角道を閉じる、風車系の形。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月30日
ともかく自分から攻めたくないという時に採用される完全な受けの形で、両者がこれを採用した場合は引き分け再試合が濃厚となる。
相手から攻められにくいが自分からも動きにくくなるため、終了間際の攻防で不利になるのがネック。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/r3LoFqq4Px
本将棋の風車とは少し形が違いますが基本的な考えなどが似ているので風車と呼ばれることが多いです。
動画の形よりは画像の方の5七角5八玉5九飛車の形が基本になるかと思います。相手が何が何でも無理やり攻めてくるようなタイプなら採用してみるのも一興かもしれません。
攻めが苦手な人や初心者におすすめ…と言いたいところですが、これだけだと時間終了間際の判定勝負狙いの攻防で困ることになるので慣れてきたら角道を通した他の形にも挑戦してみましょう。
クロス式

クロスさんがよく使っていた端角の形。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月30日
本将棋の発想ではなかなか出てこない独特の形で、ここから相手の6四歩を狙って6四角6五銀と仕掛けていく。
7七桂馬で角交換を拒否できることもあって駒組に意外と隙がなく、相手から阻止されずに形を組みやすいのも特徴の一つ。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/jHe5Ni5PBs
元プロのクロスさんが編み出した、クロス仕掛けとも呼ばれる端角の攻めを狙う駒組。
使うプレイヤーが少ないこともあって意外性があります。
右腰掛銀

昨日の続きというかおまけで私がたまに使うマイナーな駒組集。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月31日
右辺で腰掛銀の形にするために先に3七桂馬と上げて2九飛車と引き、2八に銀を移動させるのがポイント。
左辺は自由ですがこのような桂馬を上げた形だと確定反撃を受けないので銀を前に立たせることができます。#リアルタイムバトル将棋 https://t.co/UnD4hoktc1 pic.twitter.com/oCArDZZRfI
2六に腰掛銀を作る形。
ここから7九角と引き角にして2四の地点を狙い、クロス仕掛けの発想で2四角2五銀のような仕掛けができそうです。
ダブル腰掛銀

似たような形。センターでダブル腰掛銀。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月31日
どちらかというと受け寄りの形かなと思いますが、ここから3五歩と突いて空いたスペースに3六金と盛り上げていくような手はありそうです。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/0XRGT9PF2A
中央を手厚くする形。
これ以外にも4筋と5筋の歩を突かないで4六と5六に銀を上げる不思議な形も前にやったことがあります。
全金駒腰掛の陣

左右の桂馬を跳ねて奇数筋の歩だけを突いておくことで可能になる全金駒腰掛の陣。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月31日
実戦で確か一回だけ使ったことがあります。謎の迫力がありますが実用性はよく分かりませんでした。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/nReCC8taYZ
受けは強いと思うんですけどどうも自分から動きにくかったです。
可能性はあるかもしれないので要研究といったところでしょうか。
四間飛車

四間飛車。6六歩と突くので攻めっ気のある相手だと6六角6五歩の攻めが飛んでくると思いますがそこで同飛と取るのがおもしろそう。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月31日
打ち込みの隙が少ない序盤だと飛車よりも角の方が攻め手として使いやすいと思います。
飛車がいなくなる右辺は駒組の自由度がやや上がります。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/AOdjMQAWgB
リアルタイムバトル将棋ではあまり使われない振り飛車。
動画と違って一旦角を引いて4筋ではなく5筋の歩を突き、4六に角を移動させるというような指し筋もあります。
中飛車

中飛車。対応型といったところでしょうか。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月31日
飛車を振った場合は右の桂馬を上げずに駒組ができるため、桂頭の弱点がなくなるのが一つのメリットになります。
相手が6三の地点の筋違い角で3六の地点を狙ってくる場合などは桂馬は跳ねない方が受けやすいです。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/4xaSU0u7u8
振り飛車の中では比較的使いやすい形かなと思います。
右桂を跳ねたくない時などに採用の余地がありそうです。
向かい飛車

向かい飛車。6六角と上げるのが一つの工夫で、大抵角で取られますが同歩として空いた6七に筋違い角を打ち込むのが狙い。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月31日k
動画では5筋と6筋の歩を突いていますが、展開によってはこの後角が使いにくくなってしまうので扱いがやや難しいです。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/ilUhAKFSYP
序盤からちょっと特殊な動きをするので相手を警戒させる効果はありそうです。
8筋方向からの仕掛けなどが研究で編み出されたらおもしろくなりそう。
単に7七角からの向かい飛車もできますが即角交換をされた場合に同桂の形がちょっと弱点になりそうな感じがします。
銀冠形

主に左辺で金と銀の位置を入れ替えて銀冠系に組むための手順。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月31日
単に7八銀だけだと角を素抜かれてしまうので7九金の一手でカバーします。
右辺においてもこの手順だと飛車を振らずに桂馬を上げない駒組ができます。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/7d0DZ5vBWb
王様を囲うわけではないので本将棋の銀冠とは違いますが一応。
角交換に対し同金と取れるので前線が崩れにくいことと、銀が金に紐づけできているのでやや固くなるのがメリットです。
あまり採用されていませんが駒組の一つとして一考の余地がありそう。
袖飛車

挑神戦の時に使っていた袖飛車の形。
— まこと’ (@makotodash) 2023年12月31日
5筋の歩は突かずに4七か6七に筋違い角を打つのが狙いです。
2筋の歩も突かずに3七か1七から銀を前に繰り出す余地を残してあります。#リアルタイムバトル将棋 pic.twitter.com/Y283AZj6DR
これに似た駒組として右四間飛車があります。
相手が4四歩と角道を閉じた形に対する攻めの陣形として有効ですが、プロクラスなどの対戦においては角道を閉じるプレイヤーが減ったことなどもあって採用率はかなり下がっています。
ということでいろいろ紹介してみましたが、リアルタイムバトル将棋ならではの特殊な駒組はまだまだ存在します(研究中の手順なんかは実戦で使いたいのでここに載せてなかったりもします)
自由な発想で自由な駒組ができるのがこのゲームの魅力の一つなので、個人的にももっと研究をして有効な形を探ってみたいなと思っています。
気に入った駒組があれば是非使ってみてほしいですし、自分で独自の形を考えて組んでみるのも楽しいと思います。それでは!
初の小学生プロ誕生なるか!?リアルタイムバトル将棋プロe棋士編入試験についての解説
間もなく始まるプロe棋士編入試験についての詳しい解説記事です。
概要はこちら。
www.silverstar.co.jp
めちゃくちゃざっくり言うと、凄く強い小学生プレイヤーが活躍しているので、プロ入りに挑戦してもらおうという話です。
プロe棋士とは
異色の将棋ゲーム「リアルタイムバトル将棋」におけるプロプレイヤーの名称です。
プロライセンスを獲得した時点でプロe棋士となります。
また、細かい話になりますがその時点でリアルタイムバトル将棋の公式段位が四段に昇段し、ランキングポイントが240になります。
プロライセンスとは
日本eスポーツ連合(JeSU)が発行するもので、認定タイトルごとにJeSU公認大会での活躍等優れた成績を収めた人に取得の権利が与えられるものです。
また、それ以外にもIPホルダーが優れた実力を持ったプレイヤーに対して推薦を行う特別枠というシステムもあります。
詳しくは以下をご覧ください。
小学生がプロライセンス獲得可能に
2023年の5月までは、プロライセンスを獲得できるのは中学生以上となっていました。
これが6月に改訂されたことによって小学生プレイヤーでもプロライセンスが得られるようになりました(実は年齢制限に下限は設けられていないので規約上は未就学児のプロライセンス獲得も可能…?)。
ちなみに賞金獲得に関する規約も合わせて改訂されています。従来は中学生プレイヤーはジュニアライセンスという扱いで賞金の受け取りを辞退する必要がありましたが、それもなくなって正式に賞金を獲得できるようになっています。
今回挑戦する小学生プレイヤー

小学四年生のko_ta君です。
画像を見ての通り第二回銀星戦という大きな大会でプロ達を倒して準優勝という素晴らしい成績を収めています。
また、この大会以外でもオンライン開催の公式大会において常に上位入賞するなど実力は折り紙付き。はっきり言ってしまうと今の時点で全プレイヤーの中でも一二を争うくらいの強さなのです。
プロe棋士編入試験とは
今回初めて実施されることになった制度です。
元々想定されていなかった制度なのですが、現にプロと同等以上の技量を持ったプレイヤーが登場し、大型大会で非常に高い成績を収めたこと。
更に元々8人枠のプロe棋士に現在一人欠員が出ているといった事情。もっというとそれが小学生プレイヤーという話題性。様々な事情が重なった結果、行われることになったわけです。
言うまでもなく実際の将棋界におけるプロ棋士編入試験を参考にしたというか、それにちなんだシステムですね。
将棋における実際のプロ編入試験をざっくりと説明しますと、奨励会を通した通常のプロ入りとは別の特別枠というような扱いで、対プロ公式戦で勝率6割5分以上といった高い戦績を収めた人に受験資格が与えられるというものです。
受験者はプロ棋士の新四段5名と対局を行い、3勝した時点でプロ入りが認められます。
今回のプロe棋士編入試験では3名のプロe棋士新四段が試験官役となり、挑戦者が2勝した時点でプロ入りが認められます。
(より正確に言うと2勝した時点でIPホルダーのシルバースタージャパンさんが特別枠でのプロ入り推薦を行って、JeSUさんの方でそれが承認されてジュニアプロライセンスが発行される、という流れになります)
リアルタイムバトル将棋というゲーム、プロ化が始まってからまだ日が浅いので新四段といっても歴で言うと最初にプロになった人達と一年も違わないのですが、せっかくなので本物の将棋界のシステムにできるだけ合わせてみたっていう感じになりますね。
試験の日程



ということでプロになってから日が浅い順で公人直人さん、私ことまこと’、鷺宮ローランさんの順で試験が行われます。10/1に第一局が行われ、最短で10/15の第二局の時点でko_ta君のプロ入りが決まります。
試合形式は4本先取と通常の大会での試合よりはやや長丁場。
配信チャンネルが毎回違いますのでご覧になりたい方はお気を付けください。
今後の影響等
仮にko_ta君のプロ入りが決まった場合、全タイトルにおいて初の小学生プロライセンス獲得ということになります。
今後の他のタイトルにおける小学生のプロ化に対する一つのモデルケース、試金石になるといえるかもしれません。
是非注目してみてください。
ということで終わりです!
個人的にもこの試験というか試合はとても楽しみにしています。
リアルタイムバトル将棋・一目のしのぎ集
リアルタイムバトル将棋では詰みが起こりにくく、本将棋では詰みの局面であっても工夫次第で切り抜けることができます。
本記事では問題形式でリアルタイムバトル将棋ならではのしのぎ方をいろいろまとめてみました。
この問題集で鍛えておけば、実際の対戦中にピンチになった時に瞬時にしのぐ判断ができるようになるかもしれません。これらが全て一目で解けるようになれれば完璧です。
※リアルタイムバトル将棋のルール
・駒の動きなど基本的なルールは本将棋とほぼ同じ。
・先手後手の概念がなく、互いに一度に何手でも指してよい。
・ただし一度動かした駒(打ち込んだ駒を含む)にはクールタイムが発生し、同じ駒を連続して動かすことはできない。
・クールタイムは王歩3秒、香車桂馬4秒、金銀飛車角各種成り駒が6秒。ただし駒が成った直後は成る前のクールタイムが適用される(例えばと金は最初だけクールタイム3秒)。
・詰みの概念はなく、直接王様を取った時点で勝ち。
画像で駒の右上に表示してある水色の数字がクールタイムです。数字が表示されていない駒は動かせる状態。
実際のプレイにおいては一定の操作速度が必要になりますが、ここではだいたい一手に一秒かからない程度で操作できるという想定とします。
実は駒を取られる直前に逃げるという最終手段のしのぎ方があるのですが、今回はそれは考慮せずそれ以外の方法で考えてください。
第一問

ヒント・いきなり頭金ですが大丈夫です。クールタイムのことを思い出してください。
第一問・解答(クリックで表示)
正解は7九玉。
王様のクールタイムは3秒なので、一旦逃げてから次のクールタイムが終われば8八の金に取られる前に再度動いて逃げ切ることができます。
第二問

ヒント・局面自体は先ほどと全く同じですが、クールタイム状況が異なります。
第二問・解答(クリックで表示)

王様はクールタイム3秒なので、例え相手の駒の利いている場所であってもその駒がクールタイム4秒以上であれば飛び込んでも平気なのです。
金二枚で追いつめられていたはずなのにあら不思議、次に8七の金まで取れてしまいますね。
第三問

ヒント・応用問題です。クールタイムをよく見ましょう。
第三問・解答(クリックで表示)
正解は8七玉。
実戦でもこのように金駒二枚に追い詰められるというケースはよくありますが、クールタイムの短くなっている方を王様で取りに行くのが正解です。間違って8八の金を取ってしまうと負けです。
詰みの場面以外でもこれを瞬時に判断できるようになれば相手の攻めをいなしつつ相手の駒を全部取ってしまえるので大変強力です。
第四問

ヒント・援軍の銀に着目。
第四問・解答(クリックで表示)
正解は8七銀からの8八玉。
支えになっている8七の金を銀で取ってしまえば8八の金はタダになります。
このように2枚の駒で相手の攻めをいなす連続取りもリアルタイムバトル将棋の対局においては非常に重要で、これで一気に形成がひっくり返ることもあります。
第五問

ヒント・応用問題です。
第五問・解答(クリックで表示)
正解は8七桂馬からの8八玉。
やることはさっきと同じなのですが、実はちょっとだけ難易度が高いです。
何故かというと銀よりも桂馬の方が操作入力に必要な量が多くて手間取ってしまうためです。駒の操作によってクールタイムが間に合うかどうかが変わってくるので、実戦ではそこも考慮に入れる必要が出てきます。
第六問

ヒント・更に応用問題です。
第六問・解答(クリックで表示)
正解は7七歩で角道を開けて8七角と金を取ってからの8八玉。
これは開き王手などにも通じるのですが、リアルタイムバトル将棋では間にあるのが自分の駒であれば利きは常に通せるものだという発想が大事です。
7八に歩があっても8七に角が利いているんだという感覚が持てるようになるといいのですが、本将棋の感覚があるとそこがなかなか難しいところかもしれません。
操作も忙しく、ここまでできればほとんど上級者の領域と言っていいかもしれません。
第七問

ヒント・持ち駒に歩があります。
第七問・解答(クリックで表示)

8九玉では逃げきれません。正解は8九歩。
リアルタイムバトル将棋における重要手筋、確定反撃です。
後から打ち込んだ歩の方がクールタイム差で先に動くことができるので、次に8八歩と金を取ってしまえばしのぐことができます。
状況によってはクールタイム4秒の香車や桂馬でも決めることができますが、猶予がかなり短いので難易度が上がります。
第八問

ヒント・香車の利きをなんとかしたいです。
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8八金のクールタイムが3秒になっているので、今から8九に歩を打っても確定反撃が間に合いません。
ここでは香車の利きを遮断する8七歩が正解。利きを無効化してから8八玉です。
第九問

ヒント・応用問題です。
第九問・解答(クリックで表示)

このように遠距離から利かせている駒に対しては間に駒を差し込むことで遮断できるので、開き王手などとは真逆の発想で、利きが通っていても通っていないものにすることができます。
第十問

ヒント・唯一遮断ができない駒、桂馬に対してどう対処しますか。
第十問・解答(クリックで表示)
同じように離れたところから利かせていても、桂馬だけはその利きを遮断することができません。この特性ゆえにリアルタイムバトル将棋では非常に強力な駒なのです。
また、8七に歩があるせいで8九の確定反撃も打てません。
ではどうするか、ここでの正解は7七歩。
8八の金に確定反撃ができないのであれば、そこに利かせてある7六の桂馬に確定反撃をすればいいのです。間接確定反撃ですね。
これは非常に難易度が高く、上級者でもとっさには見切って指せないと思います。
遮断ができない桂馬に対して特に有効な手段になりえる、ということを覚えておいていただければと。
第十一問

ヒント・一種の応用問題です。
第十一問・解答(クリックで表示)
これも間接確定反撃に近い発想。7八歩が正解です。7八同金ならクールタイム6秒が発生するので8八玉と取れるようになります。そのまま放置ならもちろん7七歩からの8八玉。
こうやって時間を止めて局面だけを見れば分かりやすいんですけど、実戦で咄嗟にやるとなるとなかなか難しいです。
ちなみにですがこの局面の場合9七歩成りとやられると今度こそ完全に詰みの状態になって負けです。
9八玉から逃げる手を消すために配置した歩でしたが、金か銀にしておけば良かったです。
第十二問

ヒント・ここからは連問形式です。追い詰められて逃げ道がないように見えますが…。
第十二問・解答(クリックで表示)

逃げ道がないなら作り出してしまえばいい。
9五歩と突いてからの9六玉で逃れています。
なお、9五歩を完全に読まれていた場合は9六玉の前に9五同歩と取られて相手の歩の方がわずかに早く先に動けるため王様を取られて負けになる可能性があります。
第十三問
ヒント・先ほどの局面から相手が9五歩と取ってきました。依然ピンチですがまだしのげます。
第十三問・解答(クリックで表示)
9四歩で香車を遮断してからの9五玉。
リスクはありますがこういう場面では先に9五玉を入れてから9四歩と打つような手もあります。
手順前後にはなりますが先に9四に歩を打ち込むよりもその方が全体の操作量は少なくて済むので、十分な操作速度が出せる上級者は好んでそちらを選ぶ傾向にあります。
第十四問
ヒント・9四香、9三歩と支えてきました。9四香を見てから先にこちらが9三に歩が打てていれば前方に抜け出せていたのですがもう無理です。
第十四問・解答(クリックで表示)

まだ粘れます。9六玉と引いてから即座に間駒の9五歩。
じり貧のように見えるかもしれませんが、こうやって粘っている間に相手玉に仕掛けた王手が通ったりするので少しでも粘って時間を稼ぐスキルは重要です。
さて、最終となる第十五問は上の局面の続きでそのまま考えてください。
次に相手から9五香、9四歩とくるのが見えています。
第十五問・解答(クリックで表示)

第十一問と同様で強制的に馬を動かすための一手。
ここから8九同馬なら8七が安全になるので8七玉。
歩を取らない7七馬や7八馬であっても馬にクールタイム6秒が発生するのでやっぱり構わず8七玉。
香車で王様を取ることを優先してくるなら8八歩で馬を取ってから8七玉。

ということで今回は以上です。
こういう発想があるんだっていうことを理解しておいてもらえれば、実戦で同じような場面が出た時にあまり考えることなく指せるようになるんじゃないかと思います。
負けそうな場面で負けない、っていうのは勝負において凄く大事なことなので是非マスターしてほしいですね。それでは!