リアルタイムバトル将棋初心者向けガイド~スマホ版から始める皆さんへ

スマホ版リリースに合わせて、スマホ版の特徴の紹介をしつつ新規にプレイする皆さんに向けてプレイの助けになるものを用意してみました。

 

スマホ版リアルタイムバトル将棋の特徴

基本的なゲーム内容はこれまでに発表されてきたswitch版やPC(steam)版と同じです。
将棋をベースに手番の概念をなくして自由に好きなだけ駒を動かすことができるというゲームです(ただし一度動かした駒はすぐには動かせないクールタイムという制限があります)。


ちなみにスマホ版RTB将棋はsteam版と同様で無料です。
プレイ回数に制限があって、広告を見ることで回数が回復するタイプのシステムです。

スマホ版の最大の特徴は「タッチ操作のみ」なんといってもこれです。

switch版でもタッチ操作はありましたが、オンラインレーティング戦では使えず、フレンドマッチのみの機能でした。
また、steam版でも似た要素としてマウス操作がありましたが、こちらも公式大会などでは使用不可となっていました。
つまりこれまでのリアルタイムバトル将棋は、コントローラー等を用いて画面上のカーソルを動かして駒を操作するというシステムが基本だったわけです。
(※こうなっていた理由として、タッチ操作ではカーソル操作よりも大幅に速度が出せるといった点が挙げられます)

タッチ操作のみになったことで、初めて遊ぶプレイヤーであっても直感的に操作がしやすくなり、動かしたい駒がなかなか動かせない、操作が追い付かない、というケースが初心者であってもかなり少なくなるはずです。
また、従来のプレイヤーと新規プレイヤーとの間で、操作速度の格差が大きく縮小されることが予想されます。
カーソルを使っての操作は慣れるまではなかなか難しく、新規プレイヤーは操作速度の面で対抗できないという問題がありましたが、私を含めた既存のRTB将棋勢にとってもタッチ操作というのはほぼほぼ未知の領域なので、操作に関してはほとんど同等の環境になったといえるかもしれません。
なんなら従来型の将棋アプリの早指しなどに慣れているプレイヤーの方が操作力で我々を上回る可能性すらあります。


最初に必要な知識


操作が五分なら後は必要なのは知識だけですね。
まず基本の基本として、「駒の動きを覚える
将棋を知っている人はこの時点でだいぶ有利です。
将棋を知らない人でも操作時には駒が動ける場所が表示されるのである程度は直感的にプレイできますが、それでも駒の動きくらいは頭に入れておかないととなかなか厳しいです。

駒の動きが分かる人が次に知る必要があるのがクールタイムの要素。
駒によって一度動かした後、次に動かせるまでの時間が異なります。

・王、歩-3秒
香車、桂馬-4秒
・金、銀、飛車、角、成り駒-6秒

王様と歩が一番早く、次いで香車と桂馬がちょっと遅い、残りの金駒の金銀と大駒の飛車角はかなり遅い、くらいの理解で最初は十分です。

あとは将棋を知らない人だと特に忘れがちなのが成りの操作。
将棋と同様、相手陣地三段目までに駒を動かした時は、再度タップ操作をすることでその場で成ることができます。
成ることで駒の性質が変化し、強化されます。凄く大事な操作なので覚えておきましょう
(王様や金など成れない駒もあります。また三段目から手前に移動する場合でも成れます。このあたりの細かいルールは本将棋とほぼ同様なので、完全に将棋素人だよって人はwiki等で調べてみてください)

 

王手に気をつけよう!

王様を取れば勝ち、取られれば負けなので王手を仕掛けるのも仕掛けられた王手から逃げるのもどちらもとても大事です。
特に始めたばかりのプレイヤーにとって怖いのが、王様の目の前にクールタイム3秒の歩を打ち込まれるというパターン。
気づかなかったり操作が遅れたりすると3秒後に敗北してしまいます。
また、角や飛車が遠距離から狙ってくる通称「スナイプ」もなかなか脅威です。

王手がかかった場合にはピキーン!っていう感じの特徴的な効果音が鳴るので、これに気を配っておくというのがなかなか有効です。
(ただし条件によっては鳴らないこともあります)

王様はクールタイム3秒という歩と同等の最速の速度で動けるので、普通の将棋なら負けという状況でもその素早さで意外と逃げ切れることも多いです。詰みだと思っても諦めずにがんばって逃げてみましょう。

 

歩の三段活用!

このゲーム、歩がめちゃくちゃ強いです。
クールタイム3秒というところでそれに気が付いた方はなかなか鋭い。
持ち駒として歩を使うのが凄く重要で、その中でも特に重要なテクニックを3つ紹介します。

・確定反撃
相手の大駒が動いたら即座に目の前に歩を打ち込みましょう。
クールタイム6秒の駒より3秒の歩の方が先に動けるのでそのまま取ってしまえます。
最重要と言ってもいいテクニックです。



・支えの歩
自分の駒を動かした後、即座に後ろに歩を打ち込んで支える手筋です(盤面上の歩を突いて支えるケースもあります)。
自分の駒が取られてしまったとしても後ろで支えておいた歩で相手の駒を取り返すことができます。
攻めでも守りでも非常に重要なテクニックなので、是非マスターしましょう。

・と金ラッシュ
相手陣地に歩を成り込んでと金を作ったらその後ろにすぐに歩を打つことで、と金の量産体制を作ることができます。
非常に強力な手筋で、これが決まればだいたい優勢になります。

と金ラッシュを決めている様子。手筋としてはこれも支えの歩の一つ。



以上3つが実戦で使えるようになれば初心者卒業といっていいと思います。

 

おすすめ操作方法

タッチ操作になったことでこれから人それぞれやりやすい操作の仕方を見つけていくのではないかと思いますが、今の時点で私がこれはやりやすいぞと思っている操作は
基本的な操作は利き手の指で行い、利き手でない方の指を持ち駒(特に歩)に合わせておく」これがおすすめです。
先ほど述べた歩を使ったテクニックを効果的に活用するためには歩を打ち込む速度が非常に重要になってきます。
その点、この操作方法であれば持ち駒の歩を即座に打ち込みやすくなります。

 


もっと詳しく知りたい人は

ちょっと古い記事ですが以前に私が書いた手筋・テクニック集です。

makotodash2.hatenablog.com

また、こちらの攻略wikiにもいろいろ情報が載っているのでおすすめです。

poyaju.com

 

今回は以上です!
楽しいリアルタイムバトル将棋ライフを!